平成25年度 スマートハウスを生かしたエネルギーマネジメントに関する基礎調査
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15資料 3-1 海外のスマートシティレビュー(続き) 15<第1段階>技術検証期間(2010〜2012)<第2段階>消費者への周知期間(2013〜2020)<第3段階>スマートグリッド全国導入期間(2021〜2030)スマートパワーグリッド・デジタル変電技術検証・インテリジェント配電盤・送電設備監視、診断技術検証・広域系リアルタイム監視制御・分散電源、キャパシタの配電系連携試験・統合スマートグリッド網の完成、運用開始スマートプレース・インテリジェントホーム電力管理・消費者の選択できる料金制度の検討・インテリジェントビル・工場電力管理・消費者の自家発電奨励・ゼロエミッションハウス・ビルの完成スマートトランスポーテーション・電気自動車(EV)充電設備の構築、試験・EVの試験・EV普及期・充電インフラの拡充、商用化・充電設備の拡充(ガソリンスタンドレベル)・EV及び充電派生サービスの拡充スマートリニューアブル・再生可能エネルギー(自然エネルギー)の安定供給試験・マイクログリッド試験団地・小規模キャパシタ試験・検証・再生可能エネルギー(自然エネルギー)の拡大及び伝送網の構築・マイクログリッドのデモ及び普及・大・中規模キャパシタの試験・検証・大規模再生エネルギー発電システムの構築・運営・マイクログリッドの実用化スマートエレクトロシティサービス・リアルタイム料金把握・リアルタイム電気卸売り試験・リアルタイム需給モニタリング試験・卸売り電力派生商品の開発・全国レベルのリアルタイム料金制施行・消費者の自発的な参加促進・電力取引形態の多様化・電力を中心とした産業間のシナジー効果増大・東北アジア圏での主導権確保4-3韓国済州島(チェジュ島)韓国政府は低炭素化社会に実現に向けて、以下の5つの重点分野を設定し、それぞれロードマップを掲げている16マイクログリッドという用語は、自給型の小規模な電力ネットワークのこと。既存の大規模発電所に拠るのではなく、太陽光発電や風力発電、マイクロガスタービン、蓄電装置などからなる分散型エネルギーシステムにより、地域などのコミュニティ内の電力を供給しようという概念だ。また、キャパシタとは、電気二重層キャパシタまたはリチウムイオンキャパシタのこと。電池よりも大容量の電気を蓄電可能なことから、スマートグリッド用の蓄電装置として期待されている。実験の目玉は「スマートホーム」。それを実現するキーデバイスは①スマートメータ、②無線センサーデバイス、③In-HouseDisplay(ホーム・モニター)特にIHDが中核で、以下の機能を持ち、電力制御を行う。(1)ホームサーバ機能(2)リアルタイムモニター機能(3)目標電力使用料(Set Target)機能(月額電気使用料の目標値設定すれば、アラームでお知らせ)(4)余剰電力の販売量の自動調整(売電)4-3韓国済州島(チェジュ島)

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