平成25年度 スマートハウスを生かしたエネルギーマネジメントに関する基礎調査
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13資料 3-1 海外のスマートシティレビュー(続き) 114-2オランダーアムステルダム・スマートシティ・プロジェクト(ASC)ー【スマートシティの実現を目指す4 分野の対策】(1)持続可能な生活(Sustainable Living)-スマートメーターの導入により、消費電力を可視化(見える化)-市民の環境意識・電力利用行動(ライフスタイル)の変革を促進(2)持続可能な労働(Sustainable Working)-照明/冷暖房/セキュリティ機能を高めたスマートビルディングへの転換-エネルギー使用量の抑制(3)持続可能な運輸(Sustainable Transport)-港湾・船舶間の電力充電-電気自動車の普及、充電ポイントの拡充⇒詳細②(4)持続可能な公共スペース(Sustainable Public Space(Municipality))-ゴミ収集における電気自動車の利用-太陽光発電によるゴミ圧縮機を店舗へ導入詳細①124-2オランダーアムステルダム・スマートシティ・プロジェクト(ASC)ー(1)持続可能な生活(Sustainable living)「持続可能な生活」とは家庭におけるエネルギー消費に関する意識を高め、エネルギー消費量を削減する目的で行われているプロジェクト・グループの区分である。具体的には、スマート・メーターやエネルギー使用量表示、エネルギー消費に関するアドバイス、エネルギー保存、分散型電源などがこのカテゴリーに含まれている。【詳細①】事例:ウェスト・オレンジ(West Orange)アムステルダムのウェスト・オレンジ地区の500世帯を対象にスマート・メーターを設置、スマート・エネルギー・家庭システム(Smart Energy Homes system)の実証実験を行う。世帯当たりのエネルギーの消費量を削減するために、エネルギー・フィードバックという表示システムをを用いて、利用者がエネルギー使用量を管理する。目標は家庭からのエネルギー消費量を13%削減すること。電源と電気機器の間につながれた「イー・ウィザード(e-wizard)」という装置により、どのように消費量を削減すべきかのアドバイスが得られる。また、暖房設備と電気のスイッチは携帯電話から遠隔操作することも可能だ。この実証実験により、このようなシステムが一般家庭に導入可能となるかどうか確認できると期待されている。システムの整備は2010年7月に開始され、2010年12月に終了した。

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