平成25年度 スマートハウスを生かしたエネルギーマネジメントに関する基礎調査
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11資料 3-1 海外のスマートシティレビュー(続き) 74.欧州「EU2020 Package」とは気候変動・エネルギーについての政策パッケージは、低炭素経済に移行し、エネルギー安全保障を高めることなどを目的として、2007年初にEUで合意。気候変動・エネルギー政策パッケージでは、以下の目標(法的拘束力のある目標)とそれらを達成するための具体的な政策を定めている。2020年までに、(1)温室効果ガスの排出量を1990年比で20%削減する(2)EU域内のエネルギー消費全体の20%を再生可能エネルギーで供給する(3)20%のエネルギー効率向上を達成する84-1ドイツE-Energy(1)ドイツがスマートグリッドに取組む背景①欧州最高レベルの「電力供給信頼性」停電時間36.5分(2006年)←日本16分(2007年)②「エネルギーセキュリティの向上」「温暖化対策」の必要性←再生エネルギーは全体の14.2%(07年)③「不安定な再生可能エネルギーを最大限活用するシステム」の必要性←再生可能エネルギーの余剰は需給バランスを乱す要因⇒★E-Energyプロジェクトによる新たなエネルギーシステム構築*リアルタイム料金やデマンドレスポンス等により、エネルギーの供給だけでなく、需要も積極的に管理*電力会社がプロジェクトを主導(2)E-Energyプロジェクトの目的*エネルギー・環境問題の解決*新たな雇用と市場の創出*イノベーションの推進*電力システムの転換⇒「電力消費に合わせた供給」から「電力供給(再生可能エネルギー)に合わせた消費」へ個々の需要家は、Consumer(消費者)から「Prosumer=Produce+Consumer」へ変化「発電→送配電→消費」の一方通行から「発電、送配電、消費、貯蔵」が相互に連携・補完する新しい電力システムを構築
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