道路交通環境下における知的障がい者の交通コミュニケーション能力の把握とその応用
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64 表 3-31 対向車とのコミュニケーション結果(被験者I) 被験者 Iさん 年齢 24歳 障がい B判定・自閉症 社会性について 事態の変化には対応できないが、社会のきまりに従って行動できる。 状況 横断前の停止 1周目・2周目ともに停止 横断前の左右確認 1周目(右2回左1回) 2周目(右2回左0回) 横断前滞留時間 変化なし 横断時間 変化なし 運転手への合図 あり 横断中顔の向き 下 ※コミュニケーション時 クルマの有無にかかわらず、きちん停止・確認をして同じようなタイミングで横断している。運転手への合図はあり、下を向いて歩いている。 横断時の不安 あり 対向車への恐怖感 あり 教育 横断については、信号を守る・左右の確認するように教育している。また自動車については、車が来たら停まり、車の前に出ないように教えている。 移動時の介助の必要性 必要な場合がある。 外出について 歩いて決まった場所に一人で行ける。 徒歩での外出頻度・目的 週5日・福祉施設、授産施設への通所

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