道路交通環境下における知的障がい者の交通コミュニケーション能力の把握とその応用

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62 表 3-29 対向車とのコミュニケーション結果（被験者Ｇ） 被験者 Ｇさん 年齢 25歳 障がい Ｃ判定 社会性について 事態の変化には対応できないが、社会のきまりに従って行動できる。 状況 横断前の停止 1周目なし ・ 2周目なし 横断前の左右確認 1周目（右2回左0回） 2周目（右1回左0回） 横断前滞留時間 増加 横断時間 減少 運転手への合図 なし 横断中顔の向き 前 ※コミュニケーション時 クルマの有無にかかわらず横断前の停止はみられず、コミュニケーション時の確認行動が減少した。早く横断歩道を渡る傾向にある。運転手への合図はあり、前を向いて歩き、渡っている間に左右を一度ずつ確認した。 横断時の不安 あり 対向車への恐怖感 あり 教育 横断については、信号を守る・黄色のときは渡らない・青でも自転車や車に注意してから渡るように教育している。 また、信号ないと怖いので渡らないようにしている。 自動車については、車が来たら止まる・合図してくれるまで待つように教育している。 移動時の介助の必要性 全く必要ない。 外出について 歩いて決まった場所に一人で行ける。 徒歩での外出頻度・目的 週6回・学校への通学