道路交通環境下における知的障がい者の交通コミュニケーション能力の把握とその応用
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58 表 3-25 対向車とのコミュニケーション結果(被験者C) 被験者 Cさん 年齢 15歳 障がい B判定・自閉症 社会性について 充分ではないが指示されれば体操やボール蹴りなどの集団行動ができる。 状況 横断前の停止 1周目なし ・ 2周目あり 横断前の左右確認 1周目(右0回左0回) 2周目(右1回左0回) 横断前滞留時間 減少 横断時間 変化なし 運転手への合図 あり 横断中顔の向き 下 ※コミュニケーション時 クルマがいない時は、停止も確認も無かったが、クルマの存在により確認行動が見られた。運転手への合図はあり、下を向いて横断している。 横断時の不安 なし 対向車への恐怖感 わからない 教育 車が来るかどうかを確認させている。また自動車について、車には近づかない、車が来たら止まる、車道の端に寄るよう伝えている。 移動時の介助の必要性 必要な場合がある。 外出について 公共交通機関を利用して決まった場所に一人で行ける。 徒歩での外出頻度・目的 週7日・散歩

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