道路交通環境下における知的障がい者の交通コミュニケーション能力の把握とその応用
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54 表 3-21 対向者とのコミュニケーション結果(被験者H) 被験者 Hさん 年齢 18歳 障がい B判定・自閉症 社会性について 充分ではないが指示されれば体操やボール蹴りなどの集団行動ができる。 すれ違い時 自ら避ける 状況 対向者の存在により通行位置を決めるために蛇行し、対向者とは間隔を取ってすれ違っていた。 対向者への恐怖感はなく、普段通りに歩行していた。 教育 歩道を歩くように教えており、歩道がない場合は白線の中を歩くように教えている。(白線上を歩く場合もある) 対向者がいた場合の対応は、一緒に歩くときは声掛けをする。止まって通り過ぎるのを待つか、端のほうを歩く。 移動時の介助の必要性 必要な場合がある。 外出について 歩いて決まった場所に一人で行ける。 徒歩での外出頻度・目的 週5日・福祉施設、授産施設への通所 表 3-22 対向者とのコミュニケーション結果(被験者I) 被験者 Iさん 年齢 24歳 障がい B判定・自閉症 社会性について 事態の変化には対応できないが、社会のきまりに従って行動できる。 すれ違い時 自ら避ける 状況 対向者の存在により通行位置を決めるために蛇行し、対向者とは間隔を取ってすれ違っていた。 対向者への恐怖感はなく、普段通りに歩行していた。 教育 歩道を歩くように教えており、歩道がない場合は白線内や色の変わっている部分を歩くように教えている。 対向者がいた場合の対応については、ぶつからない様にとは言っている。 移動時の介助の必要性 必要な場合がある。 外出について 歩いて決まった場所に一人で行ける。 徒歩での外出頻度・目的 週5日・福祉施設、授産施設への通所

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