道路交通環境下における知的障がい者の交通コミュニケーション能力の把握とその応用
47/93
45 3-4-3.実験概要・使用機材 実証実験は、交通コミュニケーションがある場合とない場合で決められたルートを2周する歩行調査と日常との違いや教育の内容を伺うアンケート調査の2部で構成し、歩行調査は付添のご家族の方(健常者)にも当事者と同じように歩いて頂いた。実験前の被験者説明に用いた概要表を表 3-9、使用機材一覧を表 3-10に示す。 表 3-9 被験者への説明時に使用した実験概要 本日の流れ 事前説明 ・調査の流れをご説明いたします。 ・同意書を確認していただきます。 事前準備 ・散歩をしながら施設説明を行います。 ・ルートを確認していただきます。 ・当事者の方が一人で歩けるようにルートを教えていただきます。 ルートを歩く ・なにもない状態で歩いていただきます。 ・「視覚障がい者が歩いている」「渡ろうとする横断歩道にクルマが 低速で近づく」「歩道がふさがれている」状態で歩いていただき ます。 アンケート調査 ・調査を振り返って、日常との違いなどを伺います。 謝礼をお支払いいたします。 表 3-10 使用機材一覧 機材 数量 備考 記録 ビデオ 4台 定点4 三脚 3本 定点用(ビデオB・C・D) 横断歩道 白色テープ 60巻 メジャー 1個 コミュニケーション クルマ 1台 対車用 自転車 1台 対物用 待合 スペース 机・椅子 1セット 待合用 ペン・朱肉 4本・1個 アンケート・同意書記入など 同意書・アンケート調査票 9組 謝礼・領収証 9組 お茶・お茶菓子 9組 ストーブ 1台
元のページ
../index.html#47