通勤における自転車利用促進に関する研究
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85【考察】 · Facebookで他のモニターの自転車通勤実施状況の情報を提供されることで、自転車通勤を継続できる可能性が高いことが示唆された。 4-2.コミュニティでの情報提供による意識変化に関する評価 Facebookコミュニティで、自転車通勤ランキングや自転車と健康に関する情報、Co2排出削減量やガソリン削減費用の提示など様々な情報を提供することで、それぞれの意識がどのように変化したかについて、アンケート結果を整理したグラフを以下に示す。 【結果】 · Facebookで自転車通勤ランキングを確認できることで、通勤意欲が向上したと思うと回答したモニターは9名で全体の約7割であった。 · その他にも自転車通勤の様々なメリットに関する情報を提供することで、「意識が向上したと思う」との回答が6割を超えていた。 · ヒアリング調査でも「実績ランキングが発表されるので、一緒に取り組んでいる仲間がいると感じられ励みになった」「Facebookへの投稿はしなかったけど、楽しく閲覧できた」などの意見も聞かれた。 図 4-1 Facebookによる意識の向上 【考察】 · 自転車通勤意欲を向上させ、継続させるためにSNSなどでコミュニティを構築することも有効であることが確認できた。

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