通勤における自転車利用促進に関する研究
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1085-1-4.ルールの重要性 ルールの重要性について14項目のルール毎に「かなり重要」「まあ重要」「あまり重要でない」「全く重要でない」の4択でアンケートを実施した。また、初回アンケートと最終アンケートで設問を設け、モニター期間の事前事後での意識変化を評価する。「かなり重要」を4点~「全く重要でない」を1点で点数付けして平均得点を算出した結果を表 5-2に示す。 重要性が上がったルールは、「高齢者(70歳以上)や子ども(13歳未満)は歩道の走行が認められている。」「歩道を走行する際は、歩行者優先で車道寄りを徐行しなければならない。」「自転車の二人乗りは禁止されている。」「自転車の並走は禁止されている。」「自転車での飲酒運転は禁止されている。」「夜間はライトを点灯しなければならない。」の6項目である。重要性が下がったルールは「自転車の走行は車道が原則である。」「自転車が車道走行する場合は、車道の左端を通行しなければいけない。」「自転車運転中のイヤホンなどの使用は禁止されている。」の3項目である。 重要性が上がった項目は、弱者を守るルールや事故につながる危険行為(二人乗り・並走・飲酒・ライト)に関するルールであり、重要性が下がった項目は、クルマと接近する車道における自転車の安全を守ることが重要視され、車道走行に関するルールの重要性が低下した。また、快適に自転車で走行するためにイヤホンで音楽等を聞くことが重要視されている傾向にある。
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