生活道路の安全性評価
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20 4.若園小学校区を対象とした発生傾向の分析(ミクロ的な分析) 4-1. 対象地区の選定と危険事象の整理 ミクロ的な発生傾向を分析するためには詳細な犯罪データの入手が必要であった。本研究では、防犯を所管する豊田警察署生活安全課から自主防犯活動が盛んな11団体を紹介いただき、その中でも事故の発生件数が多く町丁目別に犯罪件数が整理されている若園小学校区を対象とすることとした。 若園小学校区は、花園自治区・中根自治区・吉原自治区から構成される。図 4-1に示すように豊田市南部の安城市と刈谷市との市境に位置し、駅や高速道路のインターチェンジが近いため県外ナンバーの不審車両が多く目撃され、空き巣などの犯罪が多い時で年間200件以上発生している。この様な状況を改善するため当該地域活動する若園地区防犯隊が平成21年に結成され、毎日の防犯パトロールや防犯カメラ・防犯ブザーの設置、犯罪の発生状況を随時住民へ知らせるなどの取組みを進めている。 若園小学校区の位置を図 4-1、学区内の施設配置図を図 4-2に示す。また、若園地区防犯隊から提供いただいた町丁目別の犯罪発生状況と事故の平成22年~平成24年までの発生状況および件数を図 4-3、表 4-1・表 4-2に示す。 図 4-1 若園小学校区の位置
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