生活道路におけるISAに関する研究
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11 図 2-8 実験パターン毎の速度分布(区間B) (2)実験パターン毎の平均速度 平均速度の変化について図2-9に結果を示す。区間A、区間Bともに「何も無し」に比べて何らかの情報提供がある場合、平均速度が大きく低下していることがわかる。一方で、各情報提供デバイス間での差はあまりみられない。この点について、対照群を「標識のみ」とした際のDunnettの方法による多重比較を実施して確認する。得られたp値についてまとめたものを表2-3、2-4に示す。これをみると、何も無しに比べ、DSDSやパトランプ警告、標識の設置は広範囲に渡って走行速度を有意に低下させることがわかる一方で、標識のみの速度に対して10%水準で有意差があったのは、DSDS(文字)のみであり、それは特に提示箇所の下流側であった。 図 2-9 平均速度の変化(右:区間A、左:区間B) 何も無し標識(30km/h)のみDSDS(文字)パトランプ警告0102030405060速度(km/h)提示位置からの距離0102030405060速度(km/h)提示位置からの距離0102030405060速度(km/h)提示位置からの距離0102030405060速度(km/h)提示位置からの距離20.025.030.035.040.045.0速度(km/h)提示位置からの距離何も無しDSDS(文字)パトランプ警告標識(30km/h)のみ20.025.030.035.040.045.0速度(km/h)提示位置からの距離何も無しDSDS(速度)パトランプ警告標識(30km/h)のみ進行方向進行方向

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