周辺土地利用と生活道路の理想性能を考慮した面的速度抑制対策箇所の選定方法に関する研究
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29 表5-3に主成分負荷量を示す。参考までに固有値が1以上となった第4主成分までの主成分負荷量を示している。第1主成分の主成分負荷量をみると、近隣交差点密度、夜間人口密度、商業店舗数の値が大きい一方で、幹線道路車線数、老人福祉施設、接続リンク数の値が小さい。当該指標においては全般的に土地利用関係指標の影響力が大きく、生活道路の理想性能関連の指標の影響力はやや弱い傾向が読み取れる。この結果から、面的速度抑制対策個所として、近隣交差点密度、夜間人口密度、商業店舗数などは効果の面などからも重要な指標として考慮すべきといえよう。 また、当該モデルより算出した主成分得点をプロットしたものを図5-6に示す。このような結果を応用することで、より優先的に面的速度抑制対策を整備すべき箇所について意思決定者に対してわかりやすく示すこともできる。 表 5-2 固有値表 主成分 固有値 寄与率 累積寄与率 1 3.932 28.08% 28.08% 2 1.549 11.07% 39.15% 3 1.134 8.10% 47.25% 4 1.027 7.34% 54.58% 5 0.958 6.84% 61.42% 6 0.908 6.49% 67.91% 7 0.832 5.95% 73.86% 8 0.720 5.14% 79.00% 9 0.686 4.90% 83.90% 10 0.621 4.44% 88.33% 11 0.616 4.40% 92.73% 12 0.452 3.23% 95.96% 13 0.318 2.27% 98.24% 14 0.247 1.76% 100.00%

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