平成25年度 中山間地域における高齢者モビリティ調査
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22 (4)保育・教育 ・小学校、中学校については、全ての集落で公共交通機関もしくはスクールバス等の送迎 手段がある ・保育園、幼稚園については32集落で自家用車による送迎が必要 ・高等学校については15集落で自家用車による送迎が必要 (5)情報通信 ・地上アナログ放送については51集落で受信可能 ・携帯電話の受信については7集落、CATVへの接続については34集落、ブロードバンドへの接続は18集落、地上デジタル放送の受信については28集落で不可能(※当時) (6)集落活動 ・集落の共同活動は、草刈り28集落、清掃30集落、その他(間伐、除雪など)6集落 ・地域の神社等の祭礼は50集落で催されている (7)集落が直面する課題 想定される集落の課題を30項目挙げて、小規模集落の代表者などにアンケート調査した結果、特に深刻であると回答があった項目を以下に整理する。 ・「獣害の発生」が39集落 ・「森林の荒廃」、「耕作放棄地の増大」が30集落 ・「災害時における相互扶助機能の低下」が29集落 ・「道路、農道、橋梁の老朽化」が28集落 4-3.三河山間地域の商業・宅配サービスなどについてのアンケート調査 三河山間部の商業・宅配サービスの状況を把握するために、愛知県地域振興部地域政策課山村振興室が平成21年12月に実施した調査である13)。対象地域となる三河山間地域は、岡崎市(旧額田町の区域)、豊田市(旧藤岡町・旧小原村・旧足助町・旧下山村・旧旭町・旧稲武町の区域)、新城市、設楽町、東栄町、豊根村である。 当該調査結果をとりまとめた報告書をインターネットで閲覧することが可能であり、報告書は三河山間地域の現状(人口・世帯・高齢化)、商業・消費生活のあらまし、商業の状況、宅配サービス等の現状と課題などについて取り纏められている。そこで本節では、当該調査結果の中から研究対象地区の結果を抽出して整理する。

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