平成25年度 中山間地域における高齢者モビリティ調査
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20 本研究で対象としている中山間地域や上郷地区では「収入のある仕事」をしている傾向にあり、よく歩いたり転ばない高齢者が多い傾向にあるのは都市部である。 全ての地区でバスや電車で一人で外出している傾向にあるが、「はい」の回答割合が多いのは「高橋(名鉄バス)」「高岡(ふれあいバス)」「猿投(鉄道・バス))」「藤岡・小原(おいでんバス)」である。また「足助・旭・稲武」の高齢者は、週に1回以上外出していない高齢者の割合が高い。 (4)地域での助け合い活動への関心 地域での助け合い活動への関心について集計された回答割合を図 4-3に示す11)。地域の助け合い活動へ関心があると回答した割合が平均以上の地区は、「上郷」「松平・下山」「足助・旭・稲武」である。 他の調査項目の集計結果をみると、約70%の高齢者で参加できそうな活動があり、残りの約30%は「特になし」と回答している11)。また、都市部の高齢者は「防犯パトロール」などの地域活動に関心があり、中山間地域の高齢者は「地域の環境美化」などに関心がある。 0%20%40%60%80%100%挙母(n=611)高橋(n=378)上郷(n=298)高岡(n=446)猿投(n=397)松平・下山(n=233)藤岡・小原(n=220)足助・旭・稲武(n=244)関心があるどちらかといえば関心があるどちらかといえば関心がない関心がない 図 4-3 地域の助け合い活動への関心

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