平成25年度 中山間地域における高齢者モビリティ調査
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18 中山間地域の高齢者は、「仕事」「農業や園芸」を楽しみだと回答している割合が高く、ボランティア等の社会貢献が楽しみだと回答した高齢者の割合が「挙母」「猿投」で高い。また、「趣味・スポーツ」「学習・教養」「サークル」「旅行・娯楽」などは都市部の高齢者、「自治区・老人会などの地域活動」は中山間の高齢者が楽しみと感じる傾向にある。 一般的に田舎は地縁の繋がりが強く『結合型のソーシャルキャピタルが強い』といわれ、都市部では外部との交流を推進する『橋渡し型のソーシャルキャピタルが強い』といわれており、当該調査結果からもその様な傾向が読み取れる。 (2)生きがいや張り合い 図 4-2に日常生活圏毎に集計された回答割合を示す11)。 「生きがいや張り合いを感じている」と回答した割合が40%を超えている地域は、「藤岡・小原」と「足助・旭・稲武」である。「どちらかと言えば感じている」の回答割合と合わせると全ての地区で80%を超えている。 他の調査項目の集計結果をみると、生きがいや張り合いをもたらしてくれる場は「家庭」「個人的な友人」と回答した割合が多く、生きがいや張り合いを感じていない理由は「健康」「経済的な余裕」「趣味や打ち込めるものを持っていない」と回答している割合が多い。 0%20%40%60%80%100%挙母(n=611)高橋(n=378)上郷(n=298)高岡(n=446)猿投(n=397)松平・下山(n=233)藤岡・小原(n=220)足助・旭・稲武(n=244)生きがいや張り合いを感じているどちらかと言えば感じているどちらかといえば感じていない生きがいや張り合いを全く感じていない 図 4-2 高齢期の生きがいや・張り合い

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