交通事故の予防対策地点を効率的に抽出する手法に関する研究
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33す。「時間に余裕を見て、ゆとりある運転を心がけている」という回答が最も多く、「一時停止の励行など防衛運転に努めている」という回答が僅差で続いている。この両者は、いずれも全回答者の7割弱を占めている。 一方で、「交通安全指導に則って通勤経路などを考えている」という回答は4割弱に止まっている。 図 4-22 普段の交通安全のためにしていること(複数回答)(N=1283) 今回の調査に回答して、交通安全に関する意識に変化があったかどうかを尋ねた結果を図 4-23に示す。「その場所を通行するとき、一時停止や周辺確認を徹底しようと思った」という回答が最も多く、全回答者の6割程度がこのように回答している。しかしながら、「その場所はなるべく通行しないように、他の経路を考えようと思った」という回答は回答者の15%に止まっており、通行経路の見直しまでは行わないが、注意をして走行するという対応を取ろうという意識を持った回答者が多いと推察される。 49086096445872431802004006008001000交通安全指導に則って通勤経路などを考えている一時停止の励行など防衛運転に努めている車の運転は控え、なるべく公共交通を使っている後部座席でもシートベルトをしている時間に余裕を見て、ゆとりある運転を心がけているその他無回答(件数)

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