交通事故の予防対策地点を効率的に抽出する手法に関する研究
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224-3-4.ヒヤリハット地点の道路状況 ヒヤリハット地点が幹線道路と生活道路のいずれで多く指摘されているかを把握するため、DRM(デジタル道路地図)を用いて検討を行った。使用したDRMはesri Japanの「ArcGIS Data Collection プレミアムシリーズ道路網 愛知県版 2010」である。 生活道路の定義には明確なものはないが、ゾーン30の導入などにおいては車道幅員5.5m未満が一つの基準となっている [14]ため、本研究においてもこの考え方を採用する。 DRMには道路の属性情報として道路幅員が含まれており、道路幅員5.5m未満の道路を特定することが可能である。ただし、DRMのもつ幅員情報は車道幅員ではなく道路幅員である。簡略化のため、本研究では車道幅員5.5m以上の道路を幹線道路、5.5m未満を生活道路とした。その上で、道路幅員5.5m以上の道路については、道路種別から道路構造令に基づく標準的な道路区分であると仮定し、各道路の道路幅員を決定した [15](表 4-4)。 この仮定に基づき、DRMの道路ネットワークデータ(ラインデータ)に道路幅員に応じたバッファ(余裕を含む)を、GISソフトウェアによって描画することで道路空間を表現した。この結果を図 4-7に示す。豊田市・みよし市の全道路の27.3%が幹線道路となった(表 4-5)。なお、誤差を考慮してバッファの設定には余裕を持たせてある。 表 4-4 道路幅員の設定 道路 幅員 道路 種別 幅員の 設定 設定の根拠 バッファの設定 生活 道路 5.5m 未満 / / / / 幹線 道路 5.5m 以上 高速道路 25m東名高速の道路幅員が24.9mであるため 道路中心線から15m 国道 21m道路構造令の第4種第1級 4車線道路であると仮定 道路中心線から12m 主要地方道 21m一般国道 12.5m道路構造令の第4種第1級 2車線道路であると仮定 道路中心線から7mその他道路 5.5m 道路中心線から3m

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