交通事故の予防対策地点を効率的に抽出する手法に関する研究
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93-4.ヒヤリハット調査票の作成 ヒヤリハット調査を実施するにあたり、調査結果を事故類型および道路形状の両面から見て、表 3-5に示した重篤度のマトリックスのいずれの類型に当てはまるかを把握することが可能なように調査票を設計した。 調査項目の概要を表 3-6に示す。3~5番の設問を組み合わせることにより、事故類型の別を導出することが可能であり、1・5番の設問と組み合わせることによって道路形状も合わせて、致死率を用いたヒヤリハット事象の危険性を表現することが可能となる。 調査票については、次ページ以降に掲載している。③・④の設問が表 3-6に示す3・4に対応し、⑤の設問が5に、⑥の設問が2にそれぞれ対応している。その他の設問は補足的な情報を収集するためのものであるが、今回の調査は企業の従業員を対象とすることを想定したものであるため、社内の交通安全教育にも活用できるようにとの考えから⑪~⑭の設問を設定した。 表 3-6 ヒヤリハット調査項目の概要 番号 調査項目 回答内容 1 発生地点 現場住所および見取り図 2 道路形状 交差点、単路(直線・カーブの別)等 3 自身の移動状況 徒歩:歩行および道路横断状況 車両:自転車・二輪車・自動車運転の別 4 相手の移動状況 5 状況類型 対背面通行中、横断歩道横断中など11項目 その他 発生日時、天候等

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