面的速度マネジメントの実現に関する総合研究
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89表2-4-3 道路空間の諸元 区間 車線数 車道幅員路肩幅員歩道幅員道路幅員規制 速度 備考 幹線道路 幹線① 4 3.250.503.0020.050km/h4種1級相当 幹線② 2 3.250.503.0013.54種1級相当 生活道路 生活① 1 5.500.50× 6.5030km/h4種3級相当 生活② 1 4.001.25× 6.504種4級相当 ※幅員の単位(m) (4) 走行パターン 走行パターンを表2-4-4に示す。(2)で述べたISAの介入2パターンに加え、最高速度規制標識の有無による走行挙動の違いも捉えておきたかったため、標識が無い状態でも実験を実施した。従って、通常走行時として速度規制標識・路面標示が無いパターンと有るパターンの2パターン、速度制御時として強制介入と映像音声介入の2パターンの合計4パターンを設定した。なお、最高速度規制は,1ブロック走行した最初の交差点入口部に標識および路面標示の形で明示し,その後の4ブロックは設置していない。設定した速度は,幹線道路50km/h,生活道路30km/hである。なお,幹線道路においては40km/hといった最高速度規制の追加も検討したが,実験における被験者への負担の大きさを考慮したことと,今回の実験ではより幹線道路と生活道路のイメージに合致しやすいと考えられる値を選択するべきとの判断の下,当該速度は設置をしないこととした。 表2-4-4 走行パターン 走行パターン 内容 標識無 速度規制標識・路面標示がないパターン 通常走行時 標識有 速度規制標識・路面標示があるパターン(2区画目の起点側に設置) 速度制御時 強制型 介入 DS車両の走行速度が規制速度以上になった段階で強制的に規制速度まで速度をおとさせる。規制速度以下になった場合は解除される。 (標識有) 情報提供型介入 DS車両の走行速度が規制速度以上になった段階で、映像介入と音声介入を同時に行う。音声は1回のみ映像は規制速度以下になった場合に削除される。

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