面的速度マネジメントの実現に関する総合研究
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88(3) 走行する空間 走行する空間は、図2-4-5に示すような幹線道路①②・生活道路①②それぞれ2コースの全部で4コースを設定した。 幹線道路・生活道路の両方を設定したのは、道路種別によって走行挙動はもちろんのこと,ISAに対する反応傾向も異なることが予想され,これらを明確化しておくことで,どのような空間においてよりISAが効果を発揮する可能性があるのかを明示できると考えたためである。また、幹線道路・生活道路でそれぞれ2コース設定したのは、表2-4-3に示すような車線数や幅員などの道路構造を変更することによって,道路構造の違いによる影響を捉えることができると考えたためである。なお、設定した道路構造はわが国の道路構造令に従い,一般的と考えられる構成を選定している。 1つのコースは、長さ100m高さ2.0mの塀を両側に配置したブロックが5つ並ぶ直線コースであり、その5つのブロックの前後に加減速空間として塀のない車線のみの空間を設けた。加減速空間の延長は約50mとし、その位置に一時停止線を設けた。ブロック間は10mの間隔を設けており,これが一種の交差点の役割を果たしている。なお、DSのシステム上の制約から、幹線①②・生活①②をそれぞれ連続して配置し実験を実施した。 幹線①(4車線) 幹線②(2車線) 生活①(車道広い) 生活②(車道狭い) 図2-4-5 DS実験の道路空間 100m10m320m100m10mA100m10m320m100m10mA100m10m320m100m10mB100m10m320m100m10mB一時停止線 塀 歩道
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