面的速度マネジメントの実現に関する総合研究
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481-3-2 分析の方法 ここでは、調査結果の全体傾向を整理しつつ、特に対策評価については、ゾーン30の整備によってどの程度、安全面、景観面、円滑面で効果もしくは影響を感じたか、さらに整備された各種対策が運転時の通過抑制、速度抑制、注意喚起のそれぞれにどの程度意識的な面での影響を与えたかについて分析する。 なお、上記については、回答への影響が予想される回答者の年齢(高齢、一般、若年の3群)、性別(男性、女性)、居住地(ゾーン30内居住もしくは外居住)、通過頻度(1週間に1回以上通過もしくはそれ未満)、事故歴(過去5年間での有りと無し)と違反歴(過去5年間での有りと無し)による評価傾向の違いを分析し、特にどのような個人属性の方にゾーン30の整備効果が認識されているかを明らかにする。 1-3-3 結果 (1)回答者の個人属性 図1-3-4~9に回答者の個人属性を示す。回答者は半数以上が男性であり、年齢は10歳代からの回答はなかったものの、若年層である20歳代から高齢層である65歳以上まで幅広くまんべんなく回答を頂いた。ゾーン30内に居住する回答者は3割程度で、約6割の方がゾーン内を一週間に1回以上通過している。また過去5年間の交通事故、違反の経験者はそれぞれ約2割程度で、違反者の約半数は速度違反の経験があった。 図1-3-4 性別 0%20%40%60%80%100%総数(n=320)男性女性

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