面的速度マネジメントの実現に関する総合研究
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18(2)調査方法の検討 注意喚起という視点から評価を行うにあたって、主に以下の3点を課題として考える。 ① 注意に関する明確な判断基準があるとはいえない(注意が喚起されたとは何であるかが正確にわかっていない) ② 個人によって身体能力は様々であるし、ハザード知覚なども一様ではない中で注意喚起の結果として生じる挙動変化をどのように評価すべきかが明瞭でない(ある人にとっての注意(と思われる)挙動が、別の人にとっても必ず注意挙動となりうるのか。おそらくならないと思うがそれをどのように判断(評価)すべきか) ③ 公道実験の性質上、経路上の制御不能要因(他者(対向車、歩行者等)の挙動・存在など)がどうしても混入する ①については、同一被験者を対象に整備前(事前)と整備後(事後)での挙動変化を手がかりに注意喚起がなされたとされる挙動特性を探っていくことを考える。 ②については、別途被験者個人の注意能力を統制された環境下(実験室)で計測し、絶対評価基準というより相対評価基準を個人別でつくり上げることを考える。 ③については、別途ビデオカメラで記録した前景映像により制御不能要因を抽出し、変数として扱うなどの対応を行うことを考える。 図1-2-4 調査の流れ 事前調査(5月下旬~6月上旬) 事後調査(9月下旬~10月上旬) ゾーン30の整備(6月下旬~8月下旬)

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