面的速度マネジメントの実現に関する総合研究
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1133.生活道路における速度提示活動の普及に向けた課題 昨年度の研究により、面的速度マネジメントに寄与することが期待される速度提示活動の普及にあたっては地域組織の役割、特に区長などの意識などが大きいことがわかっている。よって、市内の地域会議、区長会などに対して意識調査を実施し、生活道路の走行速度に対する課題意識、交通安全面での取り組み内容、当該活動に対する興味および自治区内での実現可能性などについて把握する。併せて、基礎資料として自治区におけるゾーン30についての考えについても把握する。 3-1 調査の概要 表3-1に調査の概要を示す。調査は豊田市の302自治区の区長を対象に実施した。なお、調査実施に先立ち、円滑に調査を実施するため自治区の執行部を担う区長四役会、区長役員会での依頼後、豊田市の各自治区に定期的に送付される区長便を通じて調査票の配布、郵送による回収を行った。 以上の結果、264自治区からの回答を得た。調査票を図3-1に示す。主な調査項目は、自治区で取り上げられた生活道路の交通安全の問題、自治区で取り上げられた交通安全問題の取り扱い方、ゾーン30についての自治区としての考え、自治区で取り組む交通安全対策などである。 表3-1 調査概要 対象:豊田市の302自治区の区長 配布・回収方法:区長四役会、区長役員会での依頼後、区長便を通じて配布、郵送回収 回収率:264自治区(回収率87%) 主な調査項目: 1)自治区で取り上げられた生活道路の交通安全の問題 2)自治区で取り上げられた交通安全問題の取り扱い方 3)ゾーン30についての自治区としての考え 4)自治区で取り組む交通安全対策

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