自転車利用時の交通安全に関する研究
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3 2.アンケート調査票の作成と回収状況 2-1.アンケート調査の概要 アンケート調査は、通勤で豊田市駅周辺を利用する自転車通勤者・自動車通勤者・公共交通通勤者を対象とする。調査はそれぞれ指定した場所で調査員が手渡しで調査票を布する。調査票は送もしくは豊田市ITS情報センター(みちナビとよた)への持込により回収する。布した数は、1035票であり、そのうち222票を回収した。調査の概要を以下に示す。 表 2-1 調査の概要 目的 : 自転車通勤など自転車利用時の実態を把握し、交通安全性を評価し、自転車の交通安全につながる情報提供や改善提案を行う。 調査日時 : 平成24年10月3・4・5・9日の4日間、6:30~9:30 調査対象 : 自転車利用者(豊田市駅周辺の自転車駐輪場利用者500)、自動車利用者(豊田市駅周辺の駐車場利用者215)、電車利用者(名鉄豊田市駅の利用者320) 布・回収方法 : 通勤者に手渡し布、送回収(持込可) 布・回収数 : 1,035票布、222票回収(回収率21.4%) 主な調査項目 : 1)通勤手段や自転車の利用状況 2)自転車利用時の意識や行動 3)歩行者やクルマ遀転者からみた自転車 2-2.アンケート調査票の作成 アンケート票は、「属性」・「交通利用状況」・「自転車利用時の意識」・「自転車利用者への意識」の4つの枠組みで構成している。それぞれの内容について以下に示す。 (1)属性、 属性については、交通利用状況の項目の中で、通勤状況などを確認することから、ここでは、性別と年齢のみを確認することとした。 (2)交通利用状況 交通利用状況については、自転車や自動車や自動車免許の保有状況、通勤手段や距離、通勤時以外の交通利用状況、自転車利用時の豊田市駅周辺までの経路およびヒヤリハット地点、などの設問を設けた。 (3)自転車利用時の意識 自転車利用時の意識に関して、自転車の走行位置・車道や歩道通行時の注意点・車道走行時の挙動・自転車事故やヒヤリハットの有無・自転車乗車時のルールの認知と実践・自転車保険の加入状況・自転車通勤に対する意識、などの設問を設けた。

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