交通事故の予防対策地点を効率的に抽出する手法に関する基礎的検討
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5(3)平成18年度 IT・ITS技術と連携した地区交通安全対策社会実験報告書 財団法人豊田都市交通研究所3) 通常、ヒヤリハットマップの作成では、対象地域や小学校などでワークショップあるいは総合学習の授業等を開催し、その場でマップを作成することが多い。ワークショップに参加できない住民からの意見を補完的に収集する場として、インターネットを活用したヒヤリハット地点収集手法の有効性を検証した実験報告である。 ユーザ登録として、性別、年齢層、郵便番号、メールアドレスの入力を必要とした。本研究で計画しているWebアンケートとほぼ同じ機能を有しており、主な機能は以下の通りであった。なお、情報登録画面を図2-4に示す。 ・WebGIS地図を利用したヒヤリハットポイントの指定、コメント内容入力が可能 ・町名検索による地図のダイレクト移動が可能(本研究ではこの機能はない) ・回答者の交通手段として「自転車」「自動車」「歩行者」の3種類が指定可能 ・メールアドレスによる検索機能で回答者自身で入力した情報の更新追加削除が可能。 指摘された地点は、従来の紙ベースアンケートの地点や実際に事故が起こった地点と重なっているものが多いといった考察がされている。しかし、アンケートを実施した4ヶ月間での回答件数は111件(公開は87件)と少なく、参加者の募集を課題とした。 図2-4 平成18年ヒヤリハットマップWEBアンケートの登録画面

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