交通事故の予防対策地点を効率的に抽出する手法に関する基礎的検討
15/56

12 (3)不正回答防止の対策 不正回答防止の対策として、はじめに、回答者はEメールアドレスの登録を行い、登録したアドレスに送信したアンケートページアドレスによって、アンケートページにアクセスできることとした。 3-2.調査項目の検討 「交通環境で危険と感じる場所」の位置情報や場所の状況と同時に、収集すべき個人属性等について、検討を行った。 3-2-1.個人属性の項目 個人属性として、以下の項目を必須回答項目とした。なお、アンケートでの回答項目ではないが、「Eメールアドレス」は、アンケート参加時に登録することとした。また、プレゼントの抽選に参加を希望する回答者は、商品の発送のため「自宅住所」の回答を必須とした。 ・氏名 ・生年月日 ・性別 ・自宅郵便番号 ・運転免許証の所有状況 ・事故歴 (・Eメールアドレス) (・自宅住所) 3-2-2.危険と感じる場所に関する項目 アンケートにおいて、危険な状況を自由記述欄として記入させた場合、自由記述欄の文章を解析、集計するには大きな作業が発生する。また、その後に実施する対策への紐付けも困難になる可能性がある。そこで、自由記述欄を残しつつも、予想される回答の選択肢を事前に準備するという方法が適当であると考え、豊田都市交通研究所が平成18年に実施したヒヤリハット調査における危険な状況に関する自由記述欄から、指摘の多いキーワードを選択肢とすることとした。 (1)選択肢の抽出方法 平成18年度に都交研で実施したヒヤリハット調査(紙ベースアンケート)では、下の4つの状況について、危険と感じる場所とその状況について尋ねている。カッコ内には自由記述欄で記入されたコメント数を示す。なお、小学4年生と高齢者には、徒歩及び自転車

元のページ  ../index.html#15

このブックを見る