交通事故の予防対策地点を効率的に抽出する手法に関する基礎的検討
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102-4.参考文献(2章) 1)平成22年度 井郷地域交通事故発生状況等調査委託報告書 平成23年3月豊田市 2)平成18年豊田都市交通研究所 ヒヤリハット調査 3)平成18年度 IT・ITS技術と連携した地区交通安全対策社会実験報告書 財団法人豊田都市交通研究所、第3章インターネットを利用した新たな意見収集手法の検討 4)鎌ケ谷市交通事故半減プロジェクトホームページ (URL)http://www.trafficplus.co.jp/kamagaya/top.html(最終アクセス:2013.3.18) 5)愛知県事故ゼロプラン(事故危険区間重点解消作戦)~事後対策から予防対策へ~ 国土交通省中部地方整備局名古屋国道事務所、愛知県警察 3.アンケート調査の設計と作成 本研究では、交通安全対策に有効な優先順位付けを行うための材料の1つとして、市民が日常、危険と感じている地点(ヒヤリハット地点)に注目し、アンケート調査を実施した。多くの市民の意見を収集することが重要であると考え、アンケート調査の方法としてWEBアンケートを採用した。本章では、WEBアンケート実施に向けたアンケートの設計と作成に関する検討について述べる。 3-1.WEBアンケートシステムの導入 3-1-1.WEBアンケートシステムの構築 WEBアンケートを実施する際の必須条件として、WEBブラウザに表示された地図上において、回答者が指摘した場所の位置情報(緯度、経度)を数値データとして収集できるシステムが必要であった。このようなシステムを実現するために、オープンソースのWebアンケートシステムであるLimeSurveyを研究所のホームページサーバにインストールし、googleMapAPIを組み込むことによって、位置情報(緯度、経度)を収集できるアンケートシステムを構築した。 なお、サーバへのインストール、及び、googleMapAPIの組み込みは、サーバ管理会社(株式会社TCP)に委託し実施した。 図3-1に、位置情報(緯度、経度)収集の例を示す。表示された地図は、拡大、縮小、移動等の操作が、通常のgoogleMapと同様に行うことができる。さらに、ピン(マーカー)で指定した位置の情報(緯度、経度)を地図右上のテキストボックスに出力することができ、この数値データがアンケート結果として収集される。

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