交通事故の予防対策地点を効率的に抽出する手法に関する基礎的検討
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7 平成13年度には「市民参加型交通安全対策」として、平成15年度には「歩行者に安全なまちづくり導入実験」として、国土交通省社会実験に採択された。さらに、平成17年度、平成18年度は、国土交通省が公募した「道路政策の質に資する技術研究開発」に「市民参加型交通安全対策・評価システムの実用化に関する研究開発」として採択され、鎌ヶ谷市での取り組みを他の自治体等に普及させ、広く交通安全対策の実施を行うためのシステムの整備、拡充も進められてきた。 平成13年の運用開始から平成25年3月時点までに、約1,500件のヒヤリ体験が登録されているが、最近の登録はほとんど無く、継続的な取り組みが課題と思われた。 2-2.事故の予防対策に関するレビュー 2-2-1.愛知県事故ゼロプラン(事故危険区間重点解消作戦)~事後対策から予防対策へ~ 国土交通省中部地方整備局名古屋国道事務所、愛知県警察5)では、これまで実施されてきた「過去の死亡事故発生箇所から対策箇所を選定する事後対策」の考えから、「過去に発生した死亡事故の要因から対策箇所を選定する予防対策」の考え方へ転換し、特に、予防対策の中で、事故の発生要因となる道路構造を総点検して改善箇所を抽出する方法によって、高い事業効果を目指すとしている。 愛知県内の直轄国道を対象として総点検を行い、既に、915箇所の事故危険箇所を抽出し、対策に取り組む50箇所の代表区間を選定している(図2-6)。豊田市内では、国道153号本新町5丁目交差点(No.42)、同平戸橋西交差点(No.43)、国道155号(豊田南バイパス)美山町3交差点(No.45)の3箇所が選定されている。なお、豊田市内では、国道153号と国道155号の交差点88箇所、及び、単路43箇所の総点検が行われている。

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