面的速度マネジメントの導入効果に関する研究
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82 3-3-2.ISA介入による運転挙動 ここではまず、速度の全体的傾向を概観する。次に、走行空間別の平均速度を整理し、ISA介入の影響を捉える。最後に、ISA介入によるアクセル挙動を整理する。 (1)速度の全体的傾向 ここでは、先にデータ解析が進んだ高齢者の結果について述べる。対象とした被験者は4つのすべての実験が行えた16名である。図3-3-21は図の凡例を示している。 図3-3-22~25に示された結果をみると、被験者によっては特異な値を計測している者がおり(例えばperson16など)、分析を実施するにあたっては、その影響を留意する必要がある。また、どの速度規制区間においても、約100mまでは加速領域にあり、その後定速領域に移行し、50mぐらいかけて減速領域に進んでいく。加速領域よりも減速領域で使う距離が短い傾向がみられる。同一の実験条件である通常1回目よりも通常2回目の方が被験者間の速度のばらつきが少ない傾向がみられる。なお、高齢者16名および若者15名の個人別の時間-速度(アクセルストローク・ブレーキストロークを含む)の関係、距離-速度(アクセルストローク・ブレーキストロークを含む)の関係を示したグラフを被験者毎にまとめたグラフを参考資料として巻末に添付する。 50km/h規制区間 40km/h規制区間 30km/h規制区間 30km/h規制区間 (一時停止前) 30km/h規制区間 (一時停止後) ※縦軸:速度(km/h)、横軸:距離(m) 図3-3-21 速度変化の凡例
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