面的速度マネジメントの導入効果に関する研究
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61 った。 被験者は非高齢運転者層は愛知工科大学の学生、高齢運転者層は実験会場近隣のシルバー人材センターの協力を得て集めた。表3-2-1は実験概要である。なお、DSではDS酔いと呼ばれる車酔いに近い症状がでる被験者がいるため、実験のそれぞれの段階で休憩を交えながら実施した。またDS酔いが酷い被験者については、途中であっても実験を中止し、心身が落ち着いたのちに意識調査のみ回答を依頼した。 表3-2-1 実験概要(高齢運転者層) 実験日時:平成23年11月~平成24年2月 実施場所:愛知工科大学ITS研究所 被験者数:高齢者30名、若者17名 うち、完全実施者数:高齢者16名、若者15名 表3-2-2 実験手順 (1)試走行(約5分) (2)アイマークレコーダの設定 (3)DS実験(4シナリオ) 1)標識・路面標示ありのパターン(以下、通常時(1回目)) 2)標識・路面標示あり&映像介入のパターン(以下、映像介入) 3)標識・路面標示あり&音声介入のパターン(以下、音声介入) 4)標識・路面標示ありのパターン(以下、通常時(2回目)) ※2)、3)は被験者ごとにランダムで入れ替え、1と4は固定 (4)意識調査(以下内容) 1)個人属性1(性別、年齢、運転経験等) 2)運転性格、最高速度規制に対する一般的対応状況 3)DS実験に対する感想等(認知、行動変化、内容理解、受容性など) 4)DSに対する慣れの程度

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