面的速度マネジメントの導入効果に関する研究
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58 (2)交通管理者 下記に示す日程で、ヒアリング調査を実施した。対象は活動を実施した地区を管理する愛知県警豊田警察署交通規制係である。 表2-1-5 ヒアリング概要 日程:平成24年3月13日(火) 担当者:1名 活動自体を推奨したり、支援したりするということが難しいという点では行政側と認識は同一である。一方で、行政側と比べて、活動そのものに対する副作用への影響、特にプライバシー面での負の影響について、懸念している様子が窺える。ただし、活動そのものについては、好感を持っていた。このような課題を念頭に活動を広げる道筋を探していくことになる。 ・効果自体はあるように感じる。 ・懸念するトラブルとして、プライバシーの侵害が生じないかである。実際今回はそういうのがなかったのは良かったかもしれない。この活動で得られた情報が想定し得ない形で地域に広がることがある。例えば、誰々さんは40km/hで飛ばしていた、誰々さんが知らない人と車に乗っていた、などである。 ・事前に看板等を立てて、実施していることを周知しておくと、上記の問題は少しは軽減される可能性はある。 ・この活動に参加された皆さんには意識の変化があったのではないか。そのあたりを調査されるとさらに良いのではないか。 ・警察がこのような事に関与することは難しいが、住民側が積極的に実施ことは特に問題にはならないと考える。 ・実施の手続きとしては、道路使用許可をとって貰えば問題ない。 ・警察の立場としてこのような活動を推奨することは難しい。 ・住民側から協力の要請があっても、おそらく積極的な関与は難しい。必要な手続きをとってもらい、住民らで実施してもらうという形になるだろう。

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