面的速度マネジメントの導入効果に関する研究
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43 (3)速度提示活動の結果 1)実験時の効果 ①速度の低下 実験の効果を検証するために、実施1週間前の平成24年1月24日(火)10:00~11:00に実験区間の走行速度を調査した。図2-1-32に結果を示す。ここでは、速度を提示した箇所から10m~69mのところで、10mごとの車両の平均速度がどのように変化したかを示している。 これをみると、すべての区間で事前よりも実験中で速度が低下していることがわかる。さらに速度提示位置から39-30mの区間から実験中の車両の速度がさらに低下している。提示位置に近い19-10mのところでは約10km/hもの速度差がある。この差に科学的に意味があるか否かを確認するため、平均値の差の検定(t検定(Welchの方法))をおこなったところ、すべての区間で有意差があった。すなわち、規制速度を越えた車両に車両の速度を示すことで、広い範囲で速度を落とす効果があったといえる。 05101520253035404519-10m**29-20m**39-30m**49-40m**59-50m**69-60m**速度(km/h)事前(n=43)実験中(n=50) ※t検定(Welchの方法)**:1%有意、*:5%有意 図2-1-32 車両速度の変化

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