面的速度マネジメントの導入効果に関する研究
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32 ④速度提示活動の意識面に与える効果 今回の調査票は、場所の制限もあり速度提示を行った場所と少し離れた場所で配布することとなった。そのため、調査票を受け取りかつ、速度提示を体験した方は全体の15%であり、回答者の多くは速度提示活動そのものを体験していないことがわかる。 しかし、速度提示を体験した人は速度を下げようと思った方が多い結果となった。一方で、自由回答の中で提示速度に疑問を抱く方もおり、提示する速度の精度が重要であることも課題としてわかった。さらに、今回は体験していなくとも、仮に体験するとした場合、約8割の回答者が「速度を下げると思う」と回答している。ただし、自由意見の中で、最高速度規制が明示されて無ければ意味がわからないというものもあり、提示箇所に注意を払う必要があることがわかる。 体験した, 4, 15%体験していない, 22, 85% 図2-1-16 速度提示活動の体験の有無 速度を下げようと思った, 3, 75%速度を下げようとまでは思わなかったが注意をしようとした, 0, 0%なにも感じなかった, 0, 0%その他, 1, 25% 速度を下げると思う, 18, 82%速度を下げるまではないが注意はしようとする, 1, 4%おそらくなにも感じない, 1, 5%その他, 2, 9% 図2-1-17 体験した場合の変化 図2-1-18 仮に体験した場合の変化 ⑤速度提示活動の評価 このような速度提示活動について、運転者がどのように評価しているかを伺った。その結果、9割の回答者が当該活動を高く評価していることがわかった。このような活動は、運転者側の理解をもって進められることがこの結果から明らかとなった。

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