面的速度マネジメントの導入効果に関する研究
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8 表1-3-2 交通データ例 (出典:参考文献3)p.97) 分類 項目 内容 交通需要データ 基本 交通量関連 時間帯別交通需要 (車種別OD交通量、方向別分岐率) 選択 駐車場・路上駐車帯関連 駐車需要分布 平均駐車時間 平均駐車台数 バス、トランジット関連 固定経路情報、運行頻度、出発時刻 平均停車時間(乗降客数の分布) バス停、駅を通過する車両の割合 その他 交通需要の車線分担率 歩行者交通量 交通運用データ 基本 信号関連 信号現示 (階梯、サイクル長、オフセット、スプリット) 選択 信号・規制関連・その他 車線規制(時間、閉塞車線数) 交通規制(時間、車種) 信号制御方式(定時制御、感応制御) ランプメータリング設定(自専道) 駐車場ゲートサービス時間 交通量関連については、利用するシミュレーションによってOD交通量をあらかじめ与えるタイプと発生交通量を使用して交差点右左折率により方向別交通量を得るタイプがある3)。本評価のようにシミュレーションで動的な交通状況の変化を再現するためには、可能な場合は10~15分毎の時間帯別OD交通量を設定することが望ましく、既存のパーソントリップ調査の活用や、ナンバープレート調査もしくは方向別交通量調査などの現況実態調査を行い、OD表を作成する。 本評価における対象地域の規模を想定すると、OD表を作成するにあたってはナンバープレート調査データを用いる方法などが適しているが4)、調査コストがかかること、また次年度に予定されているゾーン30の導入における調査結果との検証を行うことを想定し、汎用性の高い第4回中京都市圏パーソントリップ調査(以下、PT調査と略す)を用いてOD表を推計する。OD表の作成手順を次に示す。
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