面的速度マネジメントの導入効果に関する研究
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6 (3)シミュレーションの選択 本評価は、面的速度マネジメント適用時における車両挙動の変化や、経路変更に伴う道路ネットワークへの影響評価を目的としているため、マイクロシミュレーションソフトは、交通挙動や交通規制などを柔軟に適応できるPTV Vision VISSIMを用いる。 VISSIMは、世界90カ国以上で利用されているマイクロシミュレーションで、動的配分を用いて信号の影響や迂回の可能性によって左右される車両の経路選択を解析でき、オンラインで車両の動きを視覚化し、オフラインで旅行時間や待ち行列長のような統計データを出力することできる2)。 1-3.入力データの入手と作成 (1)作業手順 シミュレーションを用いて施策を評価する際の一般的な流れを図1-3-1に示す3)。 図1-3-1に示している手順のうち①と②は前節で述べたとおりであり、本節では③~⑤についての内容を整理する。 図1-3-1 シミュレーション作業手順 ① シミュレーションの実施条件の整理 ② 交通シミュレータの選択 ③ データ収集(入力用・現況再現用) ④ 入力データの作成 ⑤ 現況再現シミュレーションの構築と実行 ⑥ 現況再現性の検証 ⑦ シナリオの設定 ⑧ 将来予測シミュレーションの構築と実行
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