通勤における自転車利用のあり方に関する研究
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5-2-7. H事業所カルテ H事業所の自転車通勤カルテを表 5-2-7に示し、従業員調査で明らかとなった通勤手当を高く支払うべき手段と促進策の受容性の集計結果を図 5-2-7に示す。 表 5-2-7 H事業所の自転車通勤カルテ 駐車場の確保や維持管理、周辺の渋滞を問題と考えている。数年前に従業員が増えた時に積極的にエコ通勤を取り組み、一定の成果を上げた。しかし、エコ通勤の担当者が変わり、これまで積極的に取り組んできた対策が継続されておらず、現状に合わせた取り組みを検討しようとしている。勤務地周辺の渋滞を深刻だと感じてる方が89%おり、自転車通勤を行っている方がアンケート回答者94名中7名、自転車通勤を考えている方が6名である。また現在の通勤手当に満足している方は82%で、自家用車の利用を抑制するカーフリーWeekへの賛同者は34%である。事業所調査結果○ 自転車通勤者には、1ヶ月当り900円を支給○ 「通勤手当拡充」「電動自転車補助」「自転車保険補助」を、 従業員調査結果を踏まえて検討する意向従業員調査結果□ 10kmまでは、自家用車と自転車の通勤手当を同じぐらい、 もしくは自転車への手当てを高く支払うべきとの意識が高い□ 「手当ての拡充・報奨金」を講じることによって自転車通勤を 考える方が最も多い□ 自転車通勤者へ手当てが支給されるかを質問したところ、 「払われない」「わからない」と回答した方が54%である事業所調査結果○ 「レンタル自転車(自転車配備)」「シャワー室整備」 「駐輪場整備」を、従業員調査結果を踏まえて検討する意向従業員調査結果□ 事業所管理のレンタル自転車(自転車配備)の整備によって 自転車通勤を考える方は33%であった事業所調査結果○ 公共交通運賃の支給する「雨天時サポート」「雨天時装備」を、 従業員調査結果を踏まえて検討する意向従業員調査結果□ 雨天時装備などの備品に対する受容性は低いが、公共交通運賃支給など のサポートを行うことによって自転車通勤を考える方が33%であった推進担当部署と取り組む部署が異なるため、エコ通勤の取り組みが継続されなくなった。現状として駐車場確保や周辺の渋滞を問題と感じているので、新たな取り組みを検討していく必要がある。費用面総評事業所の現状従業員の意識その他(雨天時)設備面
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