通勤における自転車利用のあり方に関する研究

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3-1-2. 事業所用調査票 事業所調査は、「通勤管理の課題」・「通勤手当について」・「エコ通勤の考え方と実施状況」・「自転車通勤について」の４つの枠組みで構成している。調査票を図 3－1－6～図 3－1－9に示す。 （1）通勤管理の課題について 通勤管理の課題として、「駐車場の確保」・「駐車場の維持管理費」・「自転車駐輪場の確保」・「通勤時間帯における周辺地域の道路混雑」の４項目を設定し、深刻な課題であるかや、将来の懸念事項であるかなどを伺う。 （2）通勤手当について 通勤手当の制度や対象者を通勤手段毎に把握するため、例規などを添付して頂くようにお願いする。また、自家用車から自転車へ通勤手段を変更した際の事業所のインセンティブを算出することを目的として、通勤距離が10km以内の距離帯別に自家用車通勤者数と通勤手当として支給している総支払額を伺う。 （3）エコ通勤の考え方と実施状況について 通勤実態調査やエコ通勤の呼びかけ状況など、各事業所が実施しているエコ通勤の取り組みと、どの様なエコ通勤を進めているかを明らかにするため「徒歩・自転車」「公共交通」「自家用車の相乗り」毎に、現在と今後の実施意向を伺う。 （4）自転車通勤について まず、事業所が考えている自転車通勤の位置づけをお伺いし、従業員調査で設定した８つの自転車通勤促進策について、各施策の取り組みやすさ（「取り組みやすい」から「取り組みにくい」の５段階）と受容性（実施している・検討中・従業員調査結果で判断・検討しないの４項目）を伺う。