地域公共交通に関する研究-1
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26 ・ 全体的にみるとバスの維持に対する協力意向は高いと考えられる。 ・ バスを利用されていない方では、移動手段をバスに変えることが難しい一方、バスを現在利用している、利用していないにかかわらず募金というかたちでバスの維持に協力したいという回答もあることから、それぞれの方が置かれている状況にあった協力方法があると考えられる。 ・ ここで述べたような価値を生み出すバスを維持していくためには、バスの運営状況や公的負担金の投入状況などを合わせて地域住民に提示し、様々な状況に置かれたそれぞれの住民にあった協力の方法を提示していく必要があると考えられる。 9-2:もし仮に、市からの負担にたよらず、バスを利用していない方も含めて住民同士の協力のもと、現状のバスサービスを維持していくために1年間にいくらまでなら募金してもよいと思いますか、募金してもよいと思う最大の金額に○印をつけてください。 1年間に最大いくらまで 1)500円 2)1,000円 3)1,500円 4)2,000円 5)2,500円 6)3,000円以上( 円) 7)募金したいとは思わない 1,500円, 99, 6.1%2,000円, 133, 8.2%2,500円, 13, 0.8%3,000円以上, 52, 3.2%募金したいとは思わない,243, 15.1%1,000円, 559, 34.7%未回答, 127, 7.9%500円, 387, 24.0%500円1,000円1,500円2,000円2,500円3,000円以上募金したいとは思わない未回答サンプルサイズ:1613 ・ 「1,000円」と回答した割合が約35%で最も高く、次いで「500円」が約24%と高くなっている。 ・ 「1,000円」と回答した割合が最も高くなった理由として、問9の冒頭で「平成21年度は『とよたおいでんバス』や『地域バス』を運行するために、約5億6千万円を市が負担しました。これは、市民1人当たり年間約1,300円を使っていることになります。」という説明がされていることが考えられる。 ・ 「募金したいと思わない」と回答した割合は約15%で、「500円」(約24%)の次に高い。

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