障がい者の移動に関する研究
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3 (3)高齢障がい者を対象とした支援施策のあり方に関する研究 障がい者PT調査の結果から、人口に占める障がい者の割合は、若者より高齢者が高くなっている。また、少子高齢化の進展等により、今後、さらに相対的に多くなる高齢障がい者を対象とした支援施策のあり方は重要だと考えられる。そこで、こうした状況における課題の整理と支援方策の在り方を検討する。主な内容は以下のとおりである。 1)既往研究の整理 高齢者と障がい者の身体、認知・判断能力などの視点から研究成果、報告等をレビューし、その特徴を明らかにする。 2)高齢障がい者の交通行動特性の分析 平成21年に実施した調査結果を用いて、特に障がいの種別およびその程度が同程度で高齢群と若年群に対象を分け、それぞれによる交通行動特性(目的、頻度、手段)の特徴、行動制約要因の特徴などの分析を通じて、高齢によりどのような移動における課題が生じるのかについて明らかにする。

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