障がい者の移動に関する研究
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46 補注 (1)本調査では原則被験者の方に調査票への記入を依頼しているが、本人がその障がいによって記入が難しい場合、本人以外の方が本人に意見を伺い記入するよう依頼している。 (2)各障がいについて、以下のように被験者を抽出した。知的障がい者:療育手帳のみを保持し、かつ知的障がい以外の障がいを持たないと回答した被験者、精神障がい者:精神保健福祉手帳のみを保持し、かつ精神障がい以外の障がいを持たないと回答した被験者。 (3)本研究で対象とする中程度の障がいの等級は以下のとおり4)。知的障がい者:B判定、精神障がい者:2級 (4)2009年3月12日(木)の1日の活動についてアクティビティ・ダイアリー形式で調査した結果から算出している。1次、2次、3次活動5)および移動の活動時間を以下のように整理した。1次活動:生理的に必要な活動(睡眠、仮眠、食事、間食、家事、身支度、入浴等)。2次活動:社会生活を営む上で義務的な性格の強い活動(仕事、勉強、学校、買い物、手続き等)。3次活動:1次、2次活動以外で各人が自由に使える時間における活動(趣味、テレビ、電話、休息、習い事、外食、娯楽等)。移動:施設間など、外出を伴う移動。 参考/引用文献 1)三村泰広、西堀泰英、河合正吉、加知範康、稲垣具志:知的障がい・精神障がい者の交通行動特性とその制約要因に関する基礎的研究-豊田市を対象として-、都市計画論文集、No.45-3、pp.469-474、2010 2)鈴木義弘,片岡正喜:知的障害者の外出環境整備に関する研究 -外出行動特性の分析による阻害要因の把握と整備課題について-,都市計画論文集,Vol.32,No.97,pp.577-582,1997 3)田中明:移動位置検出システムによる精神障害者の行動研究,法政大学体育研究センター紀要,Vol.6,pp.127-136,1988 4)豊田市福祉保健部、平成19年度版知っておきたい福祉の制度、2007 5)総務省統計局:平成18年社会生活基本調査 調査結果概要(生活時間編・時間帯編・平均時刻編)、2007

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