障がい者の移動に関する研究
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43表3-16 歩行環境の課題 課題となる対象 課題の内容 指摘内容 同行多 本人の能力からみた行動時の課題 人の応対 ・自転車が飛び出してきて本人は反応ができず事故になったことがある。 ・歩いているときに自転車が怖い(特に後ろから来るもの)、本人はベルを鳴らされても振り向くだけ。 交通空間 ・歩道が広くても駐車場に視界を遮るような建物がある場合、見えないため怖い思いをすることがある。 ・歩道が狭くて、草が生えているような場所だと歩きづらい(民地から出ている樹木等も問題) ・視界の悪いところでも近いと(教えていないのに)通ってしまうことがある(特に崇化館中学の横断歩道)。本人は何回も安全を確認しないし、相手が仮に少しでも止まると動いてしまう。 ・自転車が車道を走れないため、歩道に入ってくるが、歩道が狭いため怖い思いをしている。本人は危険認知の判断ができないので、後ろから来ても前から来ても避けれない。 交通システム ― 本人の能力等を踏まえた介助者対応時の問題 人の応対 ― 交通空間 ・歩道がないようなところは、自動車が怖いため、例えば駐輪場などの施設の中を通り抜けるくらいである。 ・歩行者用信号が場所によって無い方向があるが、進行方向を教示する際に無いととても困る(車両用の信号を見ろといっても難しい)。 ・歩行者用信号が場所によって無い方向があるが、進行方向を教示する際に無いととても困る(車両用の信号を見ろといっても難しい)。 ・自転車には乗るが、一人で乗らせたことはない(以前事故をしたため) ・前後に並んで歩くことはできず、横に並んで歩かないといけない。そのため歩道が斜めだったり、きれいに整備されていないと大変歩きづらい。 交通システム ・これまで自転車に乗るときは歩道があれば、歩道を走るように教育してきたが、昨今の取締り強化によって自転車が車道に押しやられると、とてもではないが自転車を使えとは言えない。 ・車が入ってくるようなところは教えないようにしている。そのため本人ひとりでも、保護者と一緒でもいける範囲が狭くなってしまう。 ・バイクの音が嫌いで、聞くとパニックになってしまう。これも歩ける場所を制約する要因になっている。 同行少 本人の能力からみた行動時の課題 人の応対 ・自転車を利用する際、歩道が狭いので歩行者がいたりしてもベルを鳴らすなど避けてもらうような行動を取ることはない。 ・横断歩道で車が止まらないのが怖い ・高校生の自転車がスピードも出していて、マナーも悪く怖い。急に来ると危ない。 ・駅の近くなど人ごみが多いとぶつかりそうになる。本人自身が避けるということをしない上、ぶつかっても謝ることもできないのでトラブルにつながってしまう。 ・高校生がすごい速度で自転車で出てくるので(しかも逆走)、ぶつかりそうになった。 交通空間 ・薄暗い街灯がない所を歩くことがあり、力もあまりよくないなど不安がある。 交通システム ・自転車で慣れていた道が車通りが多くなって走れなくなった。本人も嫌がり学校に行かなくなったこともある。 ・道の真ん中を歩くため、自転車が怖い ・信号がない交差点の横断歩道は難しい(特に交通量が多い場合)。車は止まってくれているが、自分が行って良いのかどうかが判断できない。 ・最近、歩車分離型の信号が増えているが、本人の中では混乱を招いている。 ・本人は突然の状況に対応できない。本人と一緒に歩いているときでも信号がない交差点で横から突然人や自転車が出てくることが多いので怖い 本人の能力等を踏まえた介助者対応時の問題 人の応対 ― 交通空間 ― 交通システム ・歩くところなどは上記の問題があるため、無難な経路を選ばざるを得ない。

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