障がい者の移動に関する研究
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34表3-5 個人属性 本人 介助者 性別 年齢 障がいの程度 性別 年齢 本人との 関係 本人を介助できる家族の有無 Aさん 男性 20歳代 重度(A判定) 女性 50歳代 親 有 Bさん 男性 20歳代 重度(A判定) 女性 40歳代 親 有 Cさん 男性 20歳代 中度(B判定) 女性 40歳代 親 有 Dさん 男性 10歳代 中度(B判定) 女性 40歳代 親 有 Eさん 女性 20歳代 重度(A判定) 女性 50歳代 親 無 Fさん 女性 30歳代 重度(A判定) 女性 60歳代 親 有 Gさん 女性 30歳代 中度(B判定) 女性 60歳代 親 有 Hさん 男性 30歳代 重度(A判定) 女性 60歳代 親 無 Iさん 男性 20歳代 重度(A判定) 女性 50歳代 親 有 ※障がいの程度について、A判定:IQ35以下、B判定:IQ36~50、C判定:IQ50~75(豊田市の場合) ②障がい者本人および介助者の活動実態と同行状況 障がい者本人および介助者の活動実態と同行状況を捉える。活動実態の把握については、ここでは国の指定統計である「社会生活基本調査」で調査される活動種類を参考とした。表3-6は障がいをもつ本人の活動種類別1週間の活動日数と介助者の同行実態を示している。本人の活動日数が最も多いのは仕事(学校)である。なお、今回ヒアリング調査を依頼した団体が知的障がいを持つ方に対して働く場の支援を行っている団体であるため、その影響が少なからず出ている可能性もある。次いで買い物、受診と続く。次に、介助者が本人に同行する活動に着目すると、買い物、スポーツ、趣味・娯楽、旅行・行楽などで同行する回答者が多いことが多いことがわかる。 表3-7は介助者の活動種類別1週間の活動日数と障がいをもつ本人が同行する可能性のある活動を示している。活動日数が最も多いのは買い物であり、次いで仕事、スポーツ、趣味・娯楽と続く。次に、本人に同行する可能性がある活動に着目すると、買い物、趣味・娯楽、旅行・行楽などで同行する回答者が多いことが多いことがわかる。 表3-6と表3-7を比べると、障がいを持つ本人は仕事(学校)と受診以外のほとんどの活動は介助者と比べても活動日数が大きく少ないことがわかる。買い物といった日常生活において必需的な活動および趣味・娯楽、旅行・行楽など余暇的な活動は本人、介助者が同行することが多い。
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