環境・経済・社会による都市構造評価の枠組みと豊田市を対象とした試算
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21(2)人口集約に伴う将来人口分布の算出 撤退地区から集約地区へ移転する人口を考慮し、撤退・集約完了後の人口分布を算出する手順を次に示す。 表 人口集約に伴う将来人口分布の算出 手順 内容 ① 現在(2005年)の ライフステージ別 の人口の算出 2005年国勢調査を基にライフステージ別人口を算出する。 ② 移転人口の算出 ・ ①で求めた人口のうち、移転する人口を求める。 ・ 豊田市が「多核ネットワーク型」都市の実現のための移転誘導策を実施した結果、10年間で①で求めた人口の1割が移転すると仮定する。・ 豊田市では、年間約18,000人の市内転居があるので(豊田市HP)、10年あたりの移転率として決して無理な数字ではないといえる。 ③ 移転先の決定と移転人口の算出 実質移転人口にアンケート結果から求めた移転先意向の割合を乗じて、都会拠点、田舎拠点への移転人口を算出する。 ④ 流入人口の算出 ・ 都心拠点に流入してくる人口は、③で求めた人口のうち、現在都心地域(林野率が50%未満)に居住しており、前述の生活環境に対するアンケートにおける質問項目で「もっと都会にすみたい」「今のままがちょうどよい」を選んだ人口と現在田舎地域(林野率が50%以上)に居住していて「もっと都会にすみたい」」を選んだ人口の和である。これを都心拠点の各町丁目に均等に割り振り、算出する。 ・ 地域拠点に流入してくる人口は、③で求めた人口のうち、現在都心地域に居住していて「もっと田舎にすみたい」を選んだ人口と現在田舎地域に居住していて「今のままがちょうどよい」「もっと田舎にすみたい」を選んだ人口の和である。これを田舎拠点の各町丁目に均等に割り振り、算出する。 ⑤ 10年後人口の算出・ 撤退地区においては、①で求めた人口と③の移転人口の差である。 (撤退地区の人口)=(①で求めた人口)-(③の移転人口) ・ 集約地区においては、①で求めた人口と③の移転人口の差に、④の流入人口を加算し、さらに、③の段階で集約地区から移転しなかった人口を加算して算出する。 (集約地区の人口)=(①で求めた人口)-(③の移転人口)+(④の流入人口)+(③で移転してない人口) ⑥ 40年後人口の算出本研究では10年ごとのライフステージ変化を把握するために、40年後を考える際には10年ずつ計4回の計算を行うことになる。

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