環境・経済・社会による都市構造評価の枠組みと豊田市を対象とした試算
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14表 属性と水準値 属性 (j番目の要素) 説明 水準値1 水準値2 単位 交通 (1) 買物利便性 商業施設までの所要時間 20 40 分 利便性 (2) 就業利便性 勤め先までの所要時間 (3) 教育文化利便性 小中学校までの所要時間 (4) 医療福祉利便性 医療機関までの所要時間 居住 (5) 居住空間使用性 一人当たり居住延床面積 44 24 ㎡/人 快適性 (6) 景観調和性 街並みのきれいさ (きれい=1、それ以外=0) 1 0 - (7) 自然環境性 緑地の整備状況 (整備=1、未整備=0) (8) 局地環境負荷性 交通騒音レベル 55 70 dB 安全 (9) 地震危険性 今後10年間を対象とした大地震による期待損失余命 -0.25 -2.5 日 安心性 (10)洪水危険性 洪水による床上浸水のリスク (リスク有=1、無=0) 0 1 - (11)犯罪危険性 侵入窃盗の年間遭遇率 0.5 1.0 人/1000人 (12)交通事故危険性 交通事故の年間遭遇率 3 6 人/1000人 (13)家賃 月額の家賃 5 10 万円 ※期待損失余命=10年以内の東海地震の発生確率×地震が起きた場合に死亡する確率×損失余命 =(0。479)×(1/700)×3650日 1/700は調査票の提示内容から。 =2。5日 小数点第2桁を四捨五入している。 ※10年以内の東海地震の発生確率は、発生間隔の確率密度関数としてBPT関数を用いて、パラメータである平均発生間隔には118。8年、ばらつきには0。20を用いて計算している。 ※アンケート調査票では「東海・東南海連動地震が発生した場合」と提示しているので、本来なら東海・東南海連動地震が今後10年以内に発生する確率を用いるべきである。しかし、その連動地震の発生確率の情報を入手することができなかったので、中央防災会議が情報を公開している東海地震のみを対象に今後10年以内の発生確率を計算している。 価値観を表す重みは、下表に示すようなライフステージ別に推定している。ライフステージの分類は、アンケート調査での個人属性に関する調査項目を利用する。
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