環境・経済・社会による都市構造評価の枠組みと豊田市を対象とした試算
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8ここで、(),transeij:一人年間旅客交通起源の環境負荷物質発生量[kg-CO2/人year](単位は、環境負荷物質がCO2の場合)、(),emj:交通手段m(m=鉄道、バス、自動車、自動二輪、自転車、徒歩)の環境負荷発生量原単位[kg-CO2/人km]、(),lim:交通手段mによる平均トリップ長[人km/trip]、(),sim:交通手段mの分担率[trip/trip]、()ci:トリップ生成原単位[trip/人day]。 各種環境負荷の統合評価には日本版被害算定型ライフサイクル環境影響評価手法第二版(The second version of Life cycle Impact assessment Method based on Endpoint modeling:LIME2)12)を用いる。この手法においては統合化係数(全ての環境影響を単一指標にするための係数)が算出されており、式(7)に示すように被害の量(インパクト)が統合化指標SI(コンジョイント分析による金額換算の単一指標、単位[円])として算出できる。 ()(),pjSIIFpjEj=∑∑ (7) ここで、(),IFpj:環境負荷物質jの影響領域pを通じた統合化係数。 (4)インフラ維持費用推計モデル t年のメッシュiにおけるインフラ維持費用(),Ctiは式(8)で推計する。推計対象インフラは環境負荷と同じである。 ()()(),,,,,infraakCticakXtiak=∑∑ (8) ここで、(),infracak:単位量あたりに掛かる維持費用。

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