報告書 地方都市における企業TDMMMに関する研究
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- 89 - 5-3 市民意識からみたエコ通勤促進に向けた課題 ここでは、5-2で行った集計結果をまとめ、エコ通勤促進に向けた課題を整理する。 (1)集計結果のまとめ 【性別・年齢】 ・ 男性の割合が約8割となっており、通勤を対象としたアンケート調査のため男性が女性より多いと考えられる。 ・ 30代・40代が全体の約7割を占めている。一方、20代は約1割となっている。 【出勤・退社時間】 ・ 出勤・出社時間が7:00~9:00の間が多くなっている。一方、退社・帰宅は出勤・出社に比べてばらつきがあり、17:00~20:00の間が多く、4:00~11:00時までの間に夜勤明けで退社・帰宅する人数も多くなっている。 【自宅・勤務地周辺のバス・鉄道駅の有無】 ・ 自宅住所が豊田市内の割合が約8割で、勤務地が豊田市内の割合が約7割となっている。 ・ 自宅から徒歩圏にバス停・鉄道駅があるという回答の割合が約7.5割と高くなっており、バス・鉄道へのアクセスの面から見ると、バス・鉄道に使って通勤できる可能性は高いと考えられる。 ・ 勤務先から徒歩圏あるという回答の割合が約6割と高くなっており、勤務地の最寄りバス停・鉄道駅から勤務地へイグレスの面から見ると、バス・鉄道に使って通勤できる可能性は高いと考えられる。 【普段の通勤手段】 ・ 普段の通勤手段は、クルマ(1人)という回答の割合が約7割と高くなっている。 【エコ通勤認知度、印象、長所・短所、】 ・ エコ通勤に対する認知度は高く、エコ通勤に対するプラス印象は「よいこと」「できる人はやるべき」「健康によい」「通勤費節約」「環境によい」となっている。一方、マイナスの印象は「通勤・帰宅途中で寄り道ができない」「時間がかかる」「つかれる」などとなっている。 【エコ通勤の実践状況等】 ・ エコ通勤の実践実施している人が約3割、実施していない人が約6割となっている。 ・ 始めたきっかけで1番目多い回答は「健康」で約3割、2番目多い回答は「環境のため」で約2割となっている。また、「仕事上する必要がある」という回答が約1割となっている。 ・ 始めた時期について1番多い回答は「4年以上前」となっており、エコ通勤を実践している人のほぼ半数が長期間にわたって継続していると考えられる。

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