報告書 地方都市における企業TDMMMに関する研究
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- 68 - (2)エコミュート展開上の課題 エコミュートを展開する上での課題として、以下の3点が挙げられる。 ○対象とするターゲットの設定が広すぎたため目に見えた効果が確認できない 平成22年度の取り組みでは、そのターゲットとしてエコ通勤をやろうと思えばできるけれどもエコ通勤をしていない「エコ通勤予備軍」を対象として設定したが、結果的に対象が幅広く設定したために、働きかけがどこまで届いたのかが不明であった 対象をすすめる会事業所に絞り込み、集中的な働きかけを行う方法に転換するとともに、その効果をフォローアップする仕組みが必要である その一方で、エコミュートで作成するグッズ類には、そのままでも広く市民に配布すればエコ通勤をアピールできるものが存在することから、イベント等の機会を活用した市民に対する呼びかけについては継続して行う ○エコミュート会員の登録者数が少ない 平成22年度における会員登録者数はおよそ100名であり、十分に多くの方々に登録していただいたとはいえない状況にある すすめる会会員事業所、並びに、それらの従業員に対する登録の呼びかけや登録促進のための仕組みづくりが十分になされていない すすめる会会員事業所における登録者数の目標を設定することや、より登録しやすくするための工夫が求められる ○幅広くエコ通勤をアピールする機会としてのイベント等の活用が不十分 豊田市においては、豊田産業フェスタ、まちパワーフェスタ、とよたビジネスフェア等、豊田市民や豊田市の事業者が集まるイベントや催しが行われる機会が多い 平成22年度においては、10月に開催された豊田産業フェスタやまちパワーフェスタの機会を活用して、来場者等に対してPRを行なったところである しかしながら、その後に開催されたイベントの機会を十分に活用できなかった 豊田市内で開催されるイベント等の機会を活用して、広く市民に対するエコ通勤の呼びかけも展開していく必要がある

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