報告書 速度マネジメンの実現に向けた研究
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79表5-4 管理者別の工事費(出入口部) 管理者 出入口数(箇所) 総費用(円) 国 14049,000,000 県 15152,850,000 市 17059,500,000 2)単路部 ここでは、2章で示した交通シミュレーションにおいて、生活道路重視型で交通容量の変化を行うべき区間とした。市街地(DID内)の交差点のみを対象とし、道路中央線の抹消、路側帯の拡幅を想定した。対象とするネットワークは、計算の便宜上GISで構築された昨年度の交通シミュレーションで使用したもの3)とした。その結果、図5-6に示される単路部が選定された。 整備費用の推計結果を表5-5に示す。ここで示すのは直接工事費のみである。推計にあたって、区画線の除去は削り取り式で、区画線の敷設は溶融式の場合を想定している。生活道路の多い市の総費用が3千万円程度となっている一方、幹線系道路の多い国、県においては100万円以下の比較的小規模な対応で可能となっている。なお、実際には現地の状況、ネットワーク機能を考慮しながら選択をしていく必要がある。 図5-6 道路管理者別生活道路と幹線系道路との出入口部

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