報告書　速度マネジメンの実現に向けた研究

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42 図4-2 コミュニティ・ゾーンにおける交通量の事前事後比較（参考文献1）より抜粋） 図4-3 コミュニティ・ゾーンにおける走行速度の事前事後比較（参考文献1）より抜粋） 一方で、これまで実施されているコミュニティ・ゾーンの対象範囲は本研究で想定している面的速度マネジメントの範囲に比べて狭いエリアである。表4-1はコミュニティ・ゾーンを実施した12地区の事業費、事業年数、地区面積、地区人口、施策内容を示している。対象としている地区面積は平均して32ha程度である。例えば、豊田市だけをとってしても、面的速度マネジメントで対象とするDID面積は4010haにも及ぶ。さらに現在整備がすすめられるあんしん歩行エリアにおいてもおおよそ100haのエリアが選定されているなどその対象範囲に大きな違いがある。表4-1に事業費が示されているが、コミュニティ・ゾーン事業では1ha当たりおおよそ1千万円の費用がかけられている。これを想定すると、面的